ポイント
- Visaの新しいパイロットプログラムは、Solanaの高性能ブロックチェーンを活用してUSDC取引を促進するもの。
- 高い取引容量のため、このパイロットではEthereumよりもSolanaが選ばれた。
世界最大の決済ネットワークであるVisaは、Solanaブロックチェーンを介してUSDC取引を送受信するための試験を開始すると発表しました。この動きは、WorldpayとNuveiを初めとして、銀行振り込みを高速化することを目的としています。
Ethereumよりも高速で低コストで取引を処理できるSolanaの能力のため、企業はUSDC取引をSolana上で決済することを決定しました。ピーク時にSolanaは1秒あたり最大2,000取引(TPS)を処理できるのに対し、Ethereumは約30TPSを処理できます。
Visaの暗号資産担当部長であるCuy Sheffieldは次のように述べています。「USDCのようなステーブルコインと、SolanaやEthereumのようなグローバルブロックチェーンネットワークを活用することで、国境を越えた決済の速度を向上させ、Visaの財務から資金を簡単に送受信するための現代的な選択肢をクライアントに提供しています。」
このUSDC決済システムの統合により、加盟店のクレジットカード取引決済期間が8日から4日に半減する可能性があります。さらに、通貨変換手数料を20〜30ベーシスポイント削減する可能性があります。
WorldpayとNuveiは、それぞれ7,325の顧客基盤と101のビジネスを持ち、NFTマーケットプレイスや法定通貨のサービスプロバイダーを含む多様な加盟店クライアントにステーブルコインの決済受け入れを提供するチャンスを持っています。
Worldpay Merchant Solutionsの社長であるJim Johnsonは次のように述べています。「VisaのUSDC決済機能は、Worldpayが財務業務を社内でより多く行うことを可能にし、加盟店に資金を受け取るためのより多くの選択肢を提供することができます。」
過去24時間で、Solanaは4.7%上昇しています。
追伸
これからの仮想通貨について…
◯ブラックロックのラリー・フィンク氏は、「これが市場の次なる進化になる」と発言。
◯実業家のマーク・キューバン氏は、「これが企業が資金を調達し、人々が投資する方法を変えるだろう」と提言。
◯そして、億万長者のティム・ドレイパー氏は「これはインターネットを超えます。これまでにあったどんなものも上回る」と言っています。
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