BinanceとCoinbaseに対するSECの訴訟で注目されたコインの取引が急増。一体何が起こっているのか?
米国証券取引委員会(SEC)が大手取引所であるBinance.USとCoinbaseに対して提訴し、19の暗号資産を未登録の証券として指摘した約2ヶ月後、これらのトークンは回復の兆しを見せています。
この告発に続いて、19のトークンの合計市場価値は約200億ドル減少しましたが、これらのトークンの取引量はその後増加しており、CCDataによるデータが示しています。
同じデータによれば、これらのトークンが暗号資産取引の全体に占めるシェアも約2%ポイント上昇し、13%になっています。
このニュースは最初にBloombergで報じられました。
訴訟が提起されてからトークンの総市場価値は約20%減少しましたが、それでも取引は行われています。
これらのトークンがRobinhood、Bitstamp、Bakktを含む一部のプラットフォームで上場廃止されているにもかかわらず、取引活動は増加しています。
暗号資産投資会社ArcaのトレーダーであるKyle Doaneは、Bloombergに対してコメントし、リップル(XRP)がSECに対して起こした法的訴訟の最近の裁判所の判決が、トレーダーたちがこれらの証券トークンに関心を持つ理由であると指摘しました。
「証券とされたトークンは、規制の明確化の代理として取引されています。XRPの判決以降、規制の明確化は理論的に悪化し、価格の動きが悪くなっています」とDoaneは述べました。
リップルの訴訟は、同社にとって部分的な勝訴で終わり、裁判官はXRPトークンは「それ自体が」証券では「ない」との声明を出しました。
高いボラティリティがトレーダーを引きつける
Bloombergによれば、これらのトークンの取引量の増加は、全体の市場と比較して価格のボラティリティが高い可能性があるためとされています。
SolanaブロックチェーンのネイティブトークンであるSOLなどの一部のトークンは回復を示しており、当初約35%下落した後、約11%上昇しています。
一方で、CardanoブロックチェーンのネイティブトークンであるADAのようなトークンは完全に回復しておらず、6月4日以降約20%の減少が続いています。
追伸
上下激しく変動が起きる仮想通貨。
そんな中、急上昇する3つのコインがあると言われているのですが・・・